相棒season17第17話のネタバレや感想レビューまとめ!

ドラマ

みなさん、こんにちは~。

kirakiraきっきーmakoでーす!

 

今回は、テレビ朝日水曜夜9時から放送の「相棒season17」第17話のネタバレや感想を書いてみました。

 

このドラマは、優秀なキャリアながらも、その変人ぶりから警視庁内の窓際部署「特命係」に所属している係長の杉下右京が、自身の下についた相棒と共に超人的な推理力・洞察力を駆使して活躍していく刑事ドラマです。

また、season1~season16まで放送されていて、今回はseason17となります。

相棒は、4代目「冠城亘」役としてseason14からは、反町隆史さんが演じます。

 

では、ドラマ「相棒season17」第17話の、

  • 前回(第16話)のあらすじ
  • 今回(第17話)のあらすじ・ネタバレ
  • 感想
  • 次回(第18話)のあらすじ・内容予想

 

を、まとめてみましたので、よかったら見てみてちょ。

前回(第16話)のあらすじ

「容疑者 内村完爾」

神奈川県内の河川敷で、人権派として知られる弁護士の他殺遺体が発見され、現場にいた内村刑事部長が容疑者として拘束された。

捜査に乗り出した右京と亘は、遺留品を手掛かりに、近くの線香工場で聞き込みをしていた。

すると、従業員の中に、12年前に女子高生を殺害した罪で懲役刑を受け、最近出所したばかりの男が、殺害された弁護士の紹介で働き始めていることが判明。

しかも、男はこの日、無断欠勤しており、行方が分からなくなっているという。

右京と亘は、12年前の事件と今回の一件の関係を調べるため、娘を殺害された被害者遺族の元へ向かう。

しかし、母親の由美とは会えたものの、父親の笹山は海外出張中とのこと。

ただ、内村と笹山は大学の同期で、12年前の事件の際も、内村は遺族の便宜を図っていたことが分かった。

完全黙秘の内村刑事部長の真意とは、、、?

そして、弁護士殺害と12年前の通り魔事件に関連があるのか?

交錯する正義の先に思わぬ真実が浮かび上がる!

第17話のあらすじ・ネタバレ

元スコットランドヤードの警部で右京のイギリス時代の相棒・南井。

右京は、南井が歪んだ正義感から、更正不能と見なした犯罪者を死に追いやっているとの疑いを持つが、決定的な証拠をあげられず、1年前の来日時にはイギリスへの帰国を許したのだった。

その南井が、ロンドンで再び不穏な動きを見せていた。

数日後、都内で同じ犯人によるものとみられる連続殺人事件が発生。

捜査第一課が捜査をしていた。

被害者は 佐野大輔さん 27歳。派遣社員。

死亡推定時刻は、昨夜の午後10時から午前0時の間。

死因は 胸の大動脈を傷つけられた事による出血性ショック死。

おとといの百人町の殺しと同じ手口で、小指の爪も剥がされていることから、捜査一課は無差別殺人とみていた。

しかも、今度は警視庁の目と鼻の先とは情けねえ。という。

遺体の側に、刃渡り5センチの刃物が落ちていた。

傷口の形状 付着してる血液が遺体と一致した。

犯人の汗も指紋も残ってない。

多分、手袋でもしてたんだろうな。という。

そのサイズなら、買う時に身分証も必要ないと。

刃物は思いのほか小さく、大動脈を傷つけるには 肋骨の間をすり抜ける必要がありますが、その隙間も軟骨で覆われている。

このような小さなナイフで、しかもひと突きで仕留めるとなると、相当手慣れていない限り不可能ではないかと。

そんな手慣れた人間ならうっかり現場に凶器を落としていったりしないことから、落としたのではなくあえて捨てていったのかも。と推測する。

場所柄、この辺りには多くの警察官がパトロールをしているため、目的を果たした以上、下手に持ち去るより捨てていったほうが安全ともいえると。

何がおっしゃりたいんです?相手は プロの殺し屋だとでも?と言われ、

それはまだ僕にもわかりません。と右京は答える。

 

おとといの被害者には前科があり、傷害致死などの累犯がある。

今のところは真っ白です。手口以外に共通点はありません。

無差別連続殺人かな?と話をしていると、右京は耳を澄ませて歩き出した。

木の上に携帯が引っ掛かっているのを発見した。

携帯を見ると、昨日も同じ番号からかかってきていた。

あとはこっちで調べます。ご協力ありがとうございました。と携帯は回収された。

 

携帯は、被害者のものだった。

着信は、番号をたどってみると北海道の主婦だったことから、間違い電話だったと。

おとといの事件でも間違い電話があったが、あの時は九州からで、時間・距離的に無関係かという推測になった。

右京は、かけた側の発信履歴を調べるように言った。

単なる無差別殺人ではない気がすると。

 

右京は、被害者に何か共通点があるのではないかと推理し捜査を開始した。

被害者は、工業高校を出て、5年前までは 建設会社で正社員をされていた。

職業紹介所のスタッフが、以前の職場で、嫌な事があったみたいで同じ職種は外すように言われていたと話す。

右京と冠城は志本建設を訪れた。

辞めるにあたって何があったのかと尋ねた。

平田は、昔、ひどい新入りいじめがありまして、やりすぎて死んでしまった。と話す。

主犯を含め、関わってた人間は逮捕されたが、佐野さんだけは、裁判になった時に第三者として有利な証言をするって条件で、無関係だった事にしてもらったようだと。

結局、裁判には出ないで逃げたが、それで、同じ職種を避けていたと。

 

その時、右京の携帯が鳴った。

発信履歴の件で、1件目・2件目の事件とも実際にはかけておらず、偽装発信だったと。

つまり 何者かが他人の番号になりすましてかけていたと。

振り込め詐欺などでよく使われる手で、ダークウェーブを使えば簡単に出来ると。

1件目も2件目も、偽装発信の電話がかかっていたとなると新たな共通点が見つかったと右京は言う。

傷害致死やいじめ殺人、被害者が2人とも過去の犯罪に関わっていた事も気になると言う。

 

2人が花の里で食事をしていると、ジャックモランと共に、ガイドの立入がお店に入ってきた。

ジャックモランは、ロンドンから旅行で日本に来ているという。

立入は富裕層向けの専属ガイドだという。

ジャックは、近くのホテルに泊っており、落ち着いたお店を希望されていたのでここへ来たと言う。

皆で乾杯をした。

ジャックは、気に入った料理があり、SNSで送ってほしいと言う。

立入がジャックの番号を教えた。

 

またもや、殺人事件が発生した。

亡くなったのは、西荻在住 窪田宗さん 70歳。

私立高校で非常勤講師をしていたという。

死亡推定時刻は、昨夜の午後8時から10時の間。

死因は、ナイフで胸をひと刺し、小指の爪も剥がされており、同一犯とみて間違いないという。

 

これで、3人目だ。

右京は、携帯電話を調べたが、未登録の番号からの着信はなかった。

 

2人は、窪田の自宅を訪ねた。

定年後も、非常勤として教師を続けられて、子供が好きだったんですね。と聞いたが、

どうでしょう?結局 うちは子供は作りませんでしたし。と窪田の妻は答えた。

普段から子供と接してるとそれで満足しちゃうんじゃないですか。と言った。

でも 私は欲しかったんです。その事で離婚まで考えた事もありました。それでも作らなかったんです。と答えた。

お父さんが、しばらく刑務所に服役していた事があったそうで、その事が関係していたのかもしれないと。

お父様はもう亡くなっていて、元々、大学教授で真面目な人だったみたいですけど。と

冠城は、妻に確認を取り、自宅の電話の発着信履歴を確認した。

 

右京は、スフ毛布ですか。と椅子の上に置いてあった毛布に気づいた。

わざわざ取っておくようなものじゃないんですけど、捨てようとしなかったと。

スフ毛布は、ステープルファイバーと言って、戦中戦後の物資不足の中綿の代用品として使われていたもので、かなり古いものだという。

窪田が子供の時使っていたもので、取り上げると泣くんで仕方なく持たせていたってお義母さんが言っていたと。

お義母様は今、西東京の老人ホームにいるとの情報を得た。

自宅の着信は、やはり偽装発信だった。

窪田さんも 犯人に呼び出された可能性があるという。

それに、殺された窪田さんには犯罪歴はありませんでしたが、父親のほうにはあった。

 

気になりますねぇ。と右京は言った。

 

窪田欣二。(窪田の父)

1964年 横浜市北黄金町の強盗殺人事件で起訴。

風俗店の女性を殺害。

自首して 実刑判決で懲役8年。

それに伴って 職を失い、出所後 まもなくして病気で亡くなっていた。

大学教授で 真面目な人だったという話だった。

そのような人が こうした場所(風俗店)に出入りするでしょうか?と考える。

それは 本人じゃないとわかんないんじゃないですか。

自首をしたあとも 素直に取り調べに応じていたようで、どうも人物像が一致しないと、頭を悩ませる。

それと当時、採用されなかった証言に、事件の直前、現場付近で若い男を見かけたというものがあるようだと話す。

 

2人は、窪田の母を訪ねた。

息子さんのお話聞きたいんですって。というヘルパーさんの問いかけにも、母は無反応だった。

ヘルパーさんは、ご夫婦で先生されてたんで、この間も教え子の方が会いに来られたんですけど、昔とは全然違うみたいで、来た方皆さん驚かれます。と話す。

何かご家族の事がわかるものを見せて頂く事はできませんか?と右京は写真を見せてもらった。

4歳より前の写真が一枚もなかった。

それよりあとは毎年撮ってあった。

窪田三重さんの血液型を聞いた。 AB型だった。

 

被害者 窪田宗さんは O型。

父親の窪田欣二さんは B型。

そして、母親の窪田三重さんは AB型。

B型とAB型の両親から、O型の子は普通は生まれない。

実の親子ではなかったって事だ。

被害者の窪田宗さんは 1948年生まれでしたねぇ。4歳の時は 1952年。

と、パソコンを打つ右京。

 

1952年に発覚した有名な事件、「もらい子殺人」の画面を映し出す。

鏡見産院を経営する夫婦が、育児を続けられなくなった親たちから赤ん坊を引き取っていた。

目的は、親から養育費として受け取る数千円、そして、国から受け取る補助金だった。

肝心の子供たちには食べ物を与えず100人以上の子供が命を奪われたという事件だ。

冠城は、今じゃ考えられない話ですねえ。と言う。

鏡見産院に残っていた子供たちは、それぞれ 篤志家の里親に引き取られていった。

 

当時の写真には、毛布が写っていた。

この毛布は窪田さんのものではないかと推測する。

だが、奥さんからはそんな話は一言もなかった。

これだけ世間を騒がせた事件だから、息子の将来をおもんばかった養父母が、過去を隠すように言い聞かせていたとしたらどうでしょう?と、いう。

その割には毛布を ずっと持っていて、本人からすれば、いかに悲惨であっても自分の過去だから、養父母の配慮に むしろ強く反発していたのかもしれない、と推測する。

だとしたら ゆがむでしょうね。と冠城が言った。

横浜の強盗殺人事件があったのは、1964年 16歳の時で、多感な時期。

自暴自棄になって問題を起こしたとしてもおかしくはないという。

強盗殺人を犯したのは父親ではなく、殺された窪田宗だって言いたいんですか?と言った。

事件のあと父親が身代わりとなった。

その事がきっかけで生き方を悔い改め 教師となった。と、右京は推測した。

だとすれば 一連の事件は、被害者が全て犯罪者って事になりますね。

この連続殺人、犯人の目的は一体なんなのか?

 

それなんですがね。と言いかけたところで、右京の携帯電話が鳴った。

自分の番号からだった。

もしもし、と電話に出たが、切れてしまった。

 

2017年12月12日 東京。

連続殺人犯が逮捕直後、警察署内で自殺。

死因は、青酸カリによる急性中毒死。

護送中に、恐らくは何者かのメッセージを受け、笑みを浮かべ、涙を流していたという。

 

2014年4月8日 ロンドン。

追跡していた連続殺人犯とおぼしき男を遺体で発見した。

遺体は、晴れやかな笑みを浮かべており、頬には涙した痕が残っていた。

 

犯罪者の中には、贖罪の心を持つ事ができない者がいる。

そういう犯罪者は 自らの死で、、、。

その罪を贖わせる事がふさわしい。

と、右京は言う。

 

さっきの着信は、青木に調べさせた結果、やはり、ダークウェブからの偽装発信だった。

でも なんで?

次の標的は右京さんなのか?

 

右京は、ダークウェブと聞いた時から気になっていました。覚えていませんか?と聞く。

冠城は、まさか、、、南井?と気づいた。

被害者は全て「犯罪者」です。彼がゆがんだ正義を実行しているのだとすれば筋は通ります。という。

今回、殺害する相手にも犯罪者を選んでるって事ですか?

だったら なおさらどうして右京さんの電話に?と疑問が浮かぶ。

前回来日した際、僕が疑っている事は彼もわかっていたはずですから。と言う。

ひょっとして連続殺人に見せかけといて、本当の目的は 右京さんなのか?

南井は今、どこに?

入国管理局を調べたが、日本に入った記録はない。

南井なら、また誰かにやらせてる。

電話番号っていえば あの時、、、。と思い出す。

 

SMSでやりとりすれば、電話番号が分かる。

それにあの男は、ロンドンから来たと言っていた。

 

2人は、ジャックさんのガイドである立入と会った。

ジャック・モランさんの日程を聞いたが、お客様のプライバシーに関わる事だと、断られた。

右京は、まだ捜査中ですので、内密にと付け加え、彼に殺人の容疑がかかっていることを話した。

 

1月9日、

この日は、空港からホテルに移動して、フライトで疲れたから休みたいと、夕飯をキャンセル。

10日も予定をキャンセルしている。

9日と10日、それぞれ1件目と2件目の殺人事件が起きた日だ。

 

花の里でお会いした日は、一日中ずっと一緒にいたという。

 

1月10日 第2の事件当日、フロントの係がタクシーを呼んだという。

他には、到着後すぐ、排水が詰まってしまってたみたいで、業者を呼んで直してもらったという。

 

右京は、ジャック氏が花の里を抜け出したのは15分ほど、店からここまでが5分。

5分以内に窪田を殺害して戻れば、計算は合うと推理する。

 

その時、また自分の番号から右京に電話がかかってくる。

 

右京は、業者に来ていた。

異物によるパイプ詰まりで、ゴム袋がかなりたくさん詰まっていたという。

 

冠城は、ジャックを尾行していた。

ジャックは、ホテルを出て、田町のほうへ行って、コインロッカーでカバンを預けた。

アタッシェケースが、ホテルの防犯カメラで見たものと違っていた。

そのあと 日本橋に行って、右京さんが前話してた店で煮こごりを買っていた。

そのあと、ホテルに戻って動きはなし。

 

立入がホテルに到着した。

9時にロビーで待ち合わせしてた立入という者ですが、552号室にお泊まりのジャック・モランさん呼び出して頂けませんか?

と言ったとき、

3人分の爪、、、。犯人で間違いないな。と犯人がわかった。

 

ジャックモランが自殺していた。

やられましたね。と伊丹は言う。

死因は、青酸化合物による急性中毒死。

青酸化合物、、、。

犯罪をやらせて、最後には自殺させる、、、。前と同じだ。

 

2人は立入と話をしていた。

立入は、話は警察で聞きました。本当に殺人犯だったんですね。と話す。

右京は、その話なんですが、少々 続きがありまして、、、。と話始める。

 

ジャック氏はアイリッシュ・コークミュールでした。

コークミュールとは、コカインの運びのラバ。

アイルランド産のコカインを体内に詰めて密輸する運び屋の事です。

ジャック氏は、ゴム袋に詰め込んだ大量のコカインを飲み込んで、ダブリン空港を出て日本に入国。

ツアーの予定をキャンセルし、ホテルに着くなり、体内からコカインを取り出したのでしょう。

到着当日、部屋の排水が詰まったのは、運搬に使ったゴム袋を流したためです。

修理に当たった業者にも確認を取りました。

 

そして、それらをアタッシェケースに詰め替え、それぞれ 2つの暴力団に届けた。

わざわざ、ツアーという形で来日したのは、ツアー日程というアリバイを作るためだったと思われます。と話した。

そのついでに 殺人まで犯していたという事ですか、と立入は言う。

いえ そんな時間はなかったはず、、、。じゃあ 一体、、、?

右京は、あなたですよ 立入さん。と言った。

はあ?

雇い主のジャック氏が、予定をキャンセルした時間とは、すなわち、雇われたガイドであるあなたも自由になる時間です。

ツアーガイドという仕事を使ってアリバイ工作をし、犯行を重ねていたのはあなたの方だったんです。と言った。

な、何を言うかと思えば、と、立入は言った。

ええっ? それを言うなら、3件目の事件の時はどうなるんです?

一緒にお店にいたじゃないですか!僕、途中で抜け出したりしてませんよ。と言う。

 

事件が起きたのは、午後8時から午後10時の間。

お二人が花の里に着いたのは、午後9時。

その前ならば 犯行は可能です。と右京は言った。

 

その日は、一日中ジャックさんといたって前にも言ったはずです。と立入。

 

ええ。 ですが あの時、、、。

「傘を持っていたのはあなただけでした。しかし、ジャック氏も濡れていなかった。」

あなたは「徒歩」、 ジャック氏はタクシーで来たのでしょう。

つまり、一日中一緒にいたというあなたの話は嘘だ。と右京は言った。

 

立入は、一緒にタクシーで行ったんですよ。傘も勧めたけど、すぐそこだからと断られたんです。

ジャックさんが死んでしまった今、もう証明はできませんけど、、、。

でも、同じように嘘だという証明もできませんよね?

 

右京は、いいえ。我々のほうは証明できますよ。

あの日、店の女将に電話があったそうです。相手は、タクシーの運転手でした。と言った。

外国のお客さんを乗せていて、日本語がわからないみたいだと。

もし、あなたが一緒なら、電話はあなたがするはずです。と付け加えた。

 

ジャック氏が到着した日から、あなたは3件の殺人を犯した。

偽装発信の電話で、被害者を呼び出しては殺害し、小指の爪を剥ぎ取った。

ジャック氏を犯人に仕立て上げる事を思いついたのは、花の里のあとからでしょうか?

あの時、彼が外へ出たのは、偶然に過ぎません。

恐らく、運び屋の仕事の電話だったのでしょう。

中で話すわけにもいかず、外へ出た事が災いし、彼に罪をかぶせる事をあなたに思いつかせてしまった。

 

立入は、あなたがさっきから言ってるのは、全て推論じゃないですか。

何か証拠でもあるんですか?と言った。

 

右京は、ジャック氏が持っていた小指の爪に、身元不明の皮膚片が残されていました。

あなたのものと照合させてもらってもよろしいですか?と言った。

 

次の瞬間、立入の表情が変わった。

ああ、計画外にあなたを挑発したのが間違いだったようです。

警視庁のそばで殺したのも、あなたに会いに行ったのも、電話をかけたのも、、、。

想像以上にあなたがかみついてくるから、あの運び屋にも死んでもらわなきゃならなくなった。と言った。

 

右京は、今、計画とおっしゃいましたね。

その計画を、あなたに頼んだ人物がいるはずです。

誰に頼まれた?

 

ハッハー。と立入は高々に笑った。

 

素直に答えてくれるとは思っていません。

場所を変えて、ゆっくり聞かせてもらいましょうか。と右京が言うと、立入は話し始めた。

 

はあ、あんたなんかに見破られるとは思わなかったな。

今まで何人もやってきたのに。

殺した奴の中に、親のいない奴いたでしょう?

なんとか産院育ちの、、、。学校の先生ですよね?

どうやったらあんなふうになれるんだろう、、、。

感心しましたよ。

 

僕もね、、、。フフッ。

コインロッカーで生まれたんです。

親っていう最初の人間関係が空白なせいか、僕にとってこの世界は、僕と僕以外の2種類にしか見えなかった。

だから、自分以外の人間が目の前で死んでも、なんの感情も湧かなかった。

だから、冷静でした。

おかげで、何人殺してもバレませんでした。

その代わり、ずっと一人で生きてきた。

一人で死ぬんだと思ってた。

でもね、そんな時出会ったんです。彼に、、、。

 

右京は言った。

初めて理解されたと感じた。

永く一人だった世界に友人ができたんだ。

 

立入は言った。

唯一無二のね、、、。

 

利用されているのがわかっていてなぜ?

 

それでもね、必要なんですよ。僕みたいな人間にとって。

彼の真意をわかっているのですか?

犯罪者の中には、贖罪の心を持つ事ができない者がいる。

そんな犯罪者は、自らの死で、、、。救われる。と。

 

急に立入の呼吸が苦しくなった。

遅効性の青酸カプセルだ。手遅れだよ。と言った。

 

右京は救急車を呼ぶよう冠城に言った。

 

杉下右京、、、。

その名を彼の口から聞くたび、殺したくなった。

僕たちのような者には、死は救済なんだ。と立入は言った。

 

こんな事は、断じて救済ではありません!

今の彼は もう、、、善悪の彼岸にいる。

教え子と騙って、窪田の母親に会いに来たのは、立入だったんですね。

 

右京の携帯電話が鳴った。

「杉下です」と電話に出ると、

右京か、久しぶりじゃないか。と元法務大臣、瀬戸内からの電話だった。

右京は、連続殺人事件がありました。

4人が殺され、犯人は自殺しました。

この事件は、ある人物がある目的を果たすために、計画的に犯人にやらせたものだと考えています。

と話した。

瀬戸内は、唐突で話が見えないが、電話をくれて嬉しいよ。

今日はなぜか、とても気持ちが沈んでいてね。と話す。

右京は、それは兄弟を失ったからでしょうか?と聞く。

瀬戸内は、私に兄弟はいないが、と言う。

右京は、被害者の中に、窪田宗という男がいます。

元の名は、鏡見宗。

生後まもなくして預けられた産院の名前です。

その施設で一緒に育った中に、鏡見悟という人物がいました。

聞き覚えがありませんか?と話した。

瀬戸内は、なんの話をしてるんだ。と言う。

右京は続けた。

警察にいたあなたは、犯罪捜査における証拠の重要性というものを熟知している。

証拠さえなければ、疑われても裁かれない。

「犯人に自殺をさせるのも、、、。」証拠をつかませないため。

そして、自らの過去を消すのも同様でしょうか。

瀬戸内は、すまないが、本当になんの話かわからないんだ。

そうだ、今度日本へ行く。その時に詳しく聞かせてくれ。と言った。

 

証拠は必ずつかみます。僕はあなたを絶対に許さない。

必ず、、、決着はつけます。

感想

mako
mako

見ごたえありましたね~。

さすが!真犯人も実行犯もどっちも名演技で、すっごい怪しかったです。

ゆっきー
ゆっきー

ロンドンのシーン、フェイクやったんか。やられた~。
体内に隠す運び屋って よくいろんなドラマや推理小説にあるけど、想像するだけでも、気持ち悪いわぁ。

mako
mako

犯人が刃物を出したときに、ああ、この人は死ぬんだ。と思いましたが、二人に隙を与えませんよというポーズで、それを受けてどうにかしたいのに動けない二人。

三人の中に漂う緊張感、まさかの刃物じゃなくて服毒で倒れ、意表をつかれた二人。

救急車を呼ぶけどあっという間にこと切れる犯人、なすすべがなく脱力する二人。

ホントに見応えがありました。

ゆっきー
ゆっきー

ラスボスに宣戦布告をする右京さん、格好良かったです。右京さんならいつか彼を追い詰めるんやろうね。

mako
mako

出だしの携帯を見つけるシーン、右京さんが耳を澄まして軽やかに結構なスピードで探すのと、後ろで一生懸命冠城さんが食いついて、シンクロして探すのが、可愛くておかしくて、面白かったです。

ゆっきー
ゆっきー

南井と犯人の関係は、闇サイトの命令者と実行者の関係に見えてきました。

mako
mako

過去の未解決殺人事件がきっかけになっている今回の話。

南井が悪魔崇拝者で、信者的存在の殺人鬼が多くいると、自分の悪夢が進み、キングのホラー小説を読んでいるような、そんな感覚になりました。

ゆっきー
ゆっきー

今回は、右京さんが普段より静かに追いつめられている恐怖感を、ゆっくりなセリフ回しから感じ、背筋が凍りました。

次回(第18話)のあらすじ・内容予想

品田という古道具店の主・通称「シナトラ」が、孫の直人と共に不法投棄現場で死体を発見した。

あらぬ疑いが掛けられるのを避けるため、「親切な第三者」を巻き込んで、改めて死体の発見者になろうと策を思いつく。

親切心から、その浅はかな計画に巻き込まれてしまった幸子だったが、なぜか現場から死体が消えてしまう。

そんな中、幸子から「身元不明の遺体が見つかっていないか」という問い合わせを受けた右京は、事情も分からないまま所轄に問い合わせをする。

するとその日、小さなリフォーム店の店主が、自殺と見られる状況で発見されたことが判明した。

右京は、その現場に不審を覚え、所轄の担当刑事に司法解剖をするように言った。

すると、店主は自殺ではなく他殺で、闇金まがいの会社に借金があったことも分かった。

一方、奇妙なかたちでシナトラと顔見知りになった幸子は、シナトラの自宅でもう一人の孫で高校生のを紹介された。

幸子は、思い詰めたような彬の様子から、何か困ったことに巻き込まれているのではないかと心配するが、、、。

不運な人生を乗り越えた幸子に忍び寄る複雑な難事件!

鍵を握るのは幸子に救いを求めてきた青年か?

事件の背後に「それぞれの思い」が交錯する!!

 

mako
mako

次回は、女将の幸子さんがまた巻き込まれるのですね。

もうヤクザとは無縁かな、、。いつか脱走仲間のメグミさんと再会とかあったら面白いな。
来週も楽しみです。

ゆっきー
ゆっきー

ロンドンにいる元同僚こそ、右京の宿敵。
静かな怒りに震える右京。
この宿敵、次はいつ登場するのか。
右京はこの宿敵と、どう決着をつけるのか。

次回が楽しみです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

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